21先輩からのお言葉*なるしー

皆さん初めまして、またご無沙汰しております。大学院1年のなるしーです。1、2年生の方はコロナ禍にも関わらず、斬桐舞に入っていただき誠にありがとうございます。また上級生の方もコロナ禍にもくじけず、サークルを存続していただき感謝申し上げます。

  さておそらくYOSAKOIサークルらしい活動が出来ていない中、本来の活動がどのようなものか知らないであろう1、2年生の方向けにYOSAKOIとはなんなのか、また斬桐舞がどのような活動をしてきたのか説明したいと思います。

  まずYOSAKOIとはなんでしょうか。YOSAKOIとはYOSAKOIソーランの略称で、「よさこい祭り」から派生した祭りの形態の一種、またはこの祭りで行われるパフォーマンスを指します。今は昔、高知の「よさこい祭り」を見た北海道大学の学生が感動して、北海道でも同じ祭りを開きたい!と考え始まったのが「YOSAKOIソーラン祭り」です。斬桐舞も毎年この祭りに参加していました。高知の「よさこい祭り」と「YOSAKOIソーラン祭り」の違いとして、「よさこい祭り」では商店街等の通りを練り歩くようにして踊る「流し」または「パレード」といった演舞スタイルが主流となっています。一方「YOSAKOIソーラン祭り」ではステージで踊るスタイルが主流となっています。そのスタイルの違いは演舞にも影響を及ぼしていて、「よさこい祭り」では隊列移動や指の先まできっちり揃える踊り子の統一感などを重視しています。この祭りは連続して踊ることがあるのであまり激しい動きをするチームは少ないです。そして「YOSAKOIソーラン祭り」はステージで踊ることを中心に考えられている、また皆さんご存じのソーラン節をルーツとしているので、波の動きや、海で生きる男を表現することが多いためとても激しいです。腰を落として、重心を移動させながら動いたり、鳴子を途中でしまったりするチームも多々あります。また衣装替えをすることがとても多くそこも大きな特徴です。

  そこで斬桐舞はどちらに類するチームでしょうか。自称YOSAKOIソーランサークルですが僕はこれには疑問を抱いてしまいます。というのも、「YOSAKOIソーラン祭り」からさらに派生した名古屋市で行われる「にっぽんど真ん中祭り」で踊っているようなチーム(どまつり系と呼びます)の演舞に似てきたからです。この祭りは町おこし的な側面もあり、地域の民謡及びそれをテーマにした演舞をすることが義務付けられています。そして何よりこのどまつり系チームは小道具を使い、MC(口上)を多用し、衣装替えを行い、また大きなチームは幕や神輿などの大道具を使うことが特徴です。もはやミュージカルなのではないかと思うチームもあります。文章では分かりにくいと思いますので一度「どまつり」でYouTubeにて検索してみてください。圧倒されます。少し話がそれましたが斬桐舞はどまつり系になりつつあると思います。あと数か月後には今の1、2年生が主体となって新曲づくりを進めると思いますので、ここに書ききれなかったいろいろな祭りのチームを見て勉強するのもいいと思います。

  さてここからは斬桐舞の活動について少し説明していきます。斬桐舞は北海道民会(少し名称が怪しいです)が雙峰祭で南中ソーランを披露したことをきっかけに始まったサークルです。今は13代目くらいだと思うんですけどそれなりに長寿で、斬桐舞はまじめに活動するサークルとして筑波大生から有名です。自分が斬桐舞に入っていることを言うと「え、ブラックじゃね?あそこ」みたいに言われることもあるくらいです。コロナ禍に入るまで私はほぼ毎日斬桐舞に関わっていたのであながち間違いではないかもしれません。  斬桐舞はYOSAKOIをするサークルですので、普通はYOSAKOI祭りに参加し、それに向けて練習をするサークルです。そこで私が好きな祭りをいくつか紹介します。1つめは「YOSAKOIソーラン祭り」です。とにかく規模が大きいので色々な人に見てもらえたり、本場の強いチームも生で見れたりします。何より札幌の料理がおいしいです。次は「神栖舞っちゃげ祭り」です。茨城の神栖市という場所で行われる祭りです。この祭りでは総踊りがずっと流れている場所があって、そこで暇なときにひたすら踊るのが毎年の楽しみです。最後に「雙峰祭」です。知り合いに見てもらえます。いつか対面で出来るようになることを祈っています。  また地域の人と交流することも活動の一環としてあり、これを地域演舞といいます。2年生は一度だけあるかと思いますが、地域のお祭りや、老人ホーム、小学校に出向いて演舞をしたり南中を教えたりします。本来ほぼ毎週なにかしらの依頼を受けていました。基本的に自由参加です。たまに2000円分の食事券とか、大量のお菓子や料理をもらえたりすることもあったので私はたくさん参加していました。

  以上色々書きましたが参考にしていただければ嬉しいです。このような状況になってしまいましたが、いままでやってきたことに囚われず、新たな活動をしてみるのも面白いと思います。これからもたまに練習いくので優しくしてくれると嬉しいです。

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