【14代目引退ブログ】 トゥリー

 

ブログを3年生に書け書けと無理やり書かせておいて、自分はどりよさまで一切書いてないトゥリーくんです。

 

 みんなのブログ読んできて、あー、なんか色々なことあったなーって感じがしました。なんで、色々なこと書くので、文章も下手なので、長いので、いまから授業で学校に行く前に舞長のブログ見たろぐらいの気持ちで開いているそこの君はブラウザバックして自転車にまたがってください。

 缶チューハイ片手に開いてくれたそこの君!!!ありがとう!ゆっくり話を聞いていってくれ。

 

 お時間をいただいたので僕らしくたらたらと書かせていただきたいのですが、入学した時からの話を書いていたら、なんと2年生の話が終わった時点で5000字を超える超大作になってしまったのでとても人さまには見せられないなと思い、「全心魅桐にかける思い」と「よさこいにかける思い」についてだけ書こうかなと思います。

 

 全心魅桐に懸ける思いに関しても、よさこいにかける思いに関しても2年生の時にあった話を2つしておかなければいけないのでちょっと聞いてください。

 

 

まずはお披露目会の話、2年生にあがった四月、お披露目会を二回開催して、双碧を人前でフルで踊るのは、僕らは初めてで、とても気合が入っていて、うちの代からも、姫と自分が特殊で使っていただけることになって、本当にうれしかったし、半年しか練習できていない僕らと先輩方の実力差を如術に感じて◟コソ練とかやってとにかく踊りに打ち込んでいました。そんな僕らの全力をかけたお披露目会で僕らはいろんなことを感じて、この時の「気付き」「教え」、そして「挫折」が今の自分の「よさこいにかける思い」を作っています。

まず、Fを見たときに自分と同じ5部特殊を希望していたぱるもんが口上をやっていて、なんでぱるもんじゃなくて自分が選ばれたのかを先輩に聞いたら「口上をできるのが他にいないから」らしいくて、そこで、なんというか、よさこいの集団芸の面というかそういうのを初めて「気付き」ました。

それで、5部特殊の振りを考えているときに「演舞のために特殊があるのであって、特殊が演舞から逸脱したらだめだよ。」ってぱるに「教え」てもらったのもちょうどお披露目会の時期でした。

 そして、特殊をやってみて、この大きな体を扱いきれない自分は特殊に向いていないという事実、そして大きな体の使い方を身に着けたとしても、自分が憧れたしんばくんと同じ方向性で演舞をするのは、同じステージで戦うのは無謀だということを体で理解しました。

 

 そして、お披露目会を終えて、家で演舞動画を見ながら、先輩が引退するまでのあと半年の演舞、そして先輩が引退した後の僕らの演舞を想像したときに、練習がオンラインになっても、斬桐舞の中心として頑張っているぱるが自分の好きなパートができない景色が想像できてしまって、一方で、自分たちの代になった時にそれぞれの特殊や口上、旗の位置に誰が立っているのかが想像ができなかったのが本当に悔しくて、同期には特殊にも挑戦しよう、口上も興味を持ってほしいという話をして、修羅には口上をやってほしいと直接お願いしました。この時、同期のメンバーが本当に素直に自分の言葉に反応してくれて本当に助かったと思っているし、本当にうれしかったです。ありがとう。

 

 

 そして、2年生の夏と引退の話。6月の札幌がつぶれて、次は7月のテレどまつりの撮影のために斬桐舞として動いている時期、先輩方は自分たちの引退のことを既に計画されていました。オンライン開催が既に決まってしまっていた雙峰祭で3年生全員がうらじゃ音頭に出るために複数日に分けて撮影を行う計画なども立てられていました。そして自分が立候補者演説を行うはずだったあの日、沢山の先輩方が自分の演説を聞きに来てくださったあの日、同期とこれからの斬桐舞について話し合ったあの日を皮切りに僕たちはお休みをいただくことになりました。先輩方がどれだけ演舞を楽しみにしていたか知っていらから、怪我をするほど練習に打ち込むその背中を追ってきたから、その演舞を逃したら留学に行くまでもう演舞の機会がないことを知っていたから、本当にどれだけ先輩方がつらい思いをされているのかがわかって、先輩方は誰のせいでもないと言ってくれるけど、誰のせいでもないのに、いままで中心で頑張ってきて、一番次の演舞を楽しみにしていたあなたたちが傷つかなければいけない理由がわからなくて、でも責任を取ることも先輩の力になることもできない自分が本当に悔しかった。「もし自分がここにいなかったら先輩はこうはならなかった。」「先輩に迷惑をかけておいて、自分の代になったら自分たちだけ幸せになるなんて不義理だ。」「先輩に何も返せない僕がなんで代表になるんだ。」とずっとそんなことを考えていました。

 

 だから、自分は「自分がここにいる意味」「あつろうがここにいる意味」「自分が代表になった意味」「僕が斬桐舞の誇りをもって演舞する意味」をずっと探していました。そんな時にライドが僕たちの代のスローガンで「全心魅桐」を提案してくれて。他の2年生にはできない。演舞のこともFのことも本気でお披露目会の時から向き合ってきた自分にしか、このスローガンは達成できないと思って、本当に救われた気がしました。

 

 それからは本当に演舞のことばっかり考えていました。ぱるに教えてもらった僕たちが集団で踊る意味、旗を振っていて理解が深まった演舞の演出、お披露目会のときから、2年生の4月からずっと準備してきた僕らじゃないと作れない最高の演舞、それが僕にとっての「よさこいにかける思い」そして「全心魅桐」にかける思いです。

  あー、長くなってしまいましたね。ここまで読んでくれてありがとうございます。まあ、こういった思いを、3年間の思いを全部乗せた演舞なので、僕にとって「紫瀑」はそういった曲なので本当にどりよさであの演舞が、一番きれいなあの演舞ができたのが本当にうれしかったです。あの演出が、あのFが、あの演舞がもし札幌でできていたら全心魅桐をくれたライドにもあの景色が見せられたかなと思ったりもしちゃうよね。でも、審査で賞をもらったわけしゃないけど、先輩方がたくさん見に来てくださって認めてくださったドリよさでのあの演舞は多分死ぬまで忘れないだろうなと思います。

 

「全心魅桐の地はここに」だって、しびれるねー。本当に涙が出る。

 

本当にこれまでありがとう。謝りたいことがたくさんある。お礼を言いたいことはもっとあるから、ゆっくりお酒でも飲めると嬉しいな。というところで僕のブログは終わります。ありがとうございました。




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