17代目引退ブログ ゆり
17代目斬桐舞会計、ゆりです。
舞費まだの方は新曲の為にもぜひなるはやで振込お願いします!
…というのはいったん置いといて、執行代になったと思ったらあっという間に1年が過ぎ、もう引退となってしまいました。
正直現時点で実感は全くわいていないです。
たぶんこれから18代目斬桐舞にOGとして参加していく中で、少しずつ実感が強まっていくんだろうなと思います。
私がこんなにたくさんの人たちと楽しく喋ったり、一緒に踊ったり、ご飯や旅行に行ったりしているなんて、そしてスタッフや祭り担当としてチームを引っ張る役割についていたなんて、入舞する前の自分に言っても信じないと思います。
私が斬桐舞の一員としてここまで頑張ってこられたのは、たくさんの方々のおかげです。
まずは皆さんに感謝をお伝えしたいと思います。
4年生の先輩方へ。私たちと一緒に16代目を作り上げて下さり、ありがとうございました。3年生になって思い返してみると2年生のときの私はスタッフとして本当に何もできていなくて、少ない人数で後輩のことも、きりきり全体のことも、しかも新曲のことも引っ張ってくださっていたみなさんの凄さを改めて感じました。現役の時だけでなく、みなさんが引退してからも、スタッフの仕事のこととか学校のこととか、いろいろと気にかけてくださったり、そしてサポーターもたくさんお願いしてお忙しい中来てくださったりと、執行代になっても私はみなさんに助けられていました。本当にありがとうございました。
院生の先輩方やOBOGの社会人の先輩方へ。新入生のときにコミュ障の私がきりきりというコミュニティに馴染むことができたのは、みなさんのおかげでした。新歓のときも振り入れのときも、みなさんの姿は本当に頼もしくてかっこよくて、大学生ってこんなに大人なんだ!と思いました。今私は3年生で、あと半年もたてば4年生で、私が1年生だったときの先輩方と同じくらいの学年になるはずなのに、全然みなさんのようにはなれている気がしません。大学生になれば自然と大人になれるわけではなくて、先輩方が頼もしくあろうとしてくださっていたからこそのあの心強さだったのだと思います。頼もしい先輩でいてくれて、そしてたくさん可愛がってくれて、本当にありがとうございました。
社会人のみなさんへ。きりきりの温かさはやはり、学生だけではなくて社会人さんがいてくださることも大きいと思っています。社会人さんからしたら私なんて未熟も未熟で頼りないはずなのに、いちメンバーとして対等に接してくださって、そして私たちについてきてくださって本当にありがとうございました。
1年生のみんなへ。私からはあんまりたくさん絡みに行けなかったけれど、熱心に自主練をしてる姿や祭りを楽しんでいる姿に陰ながら元気をもらってました。地域演舞にもバリバリ参加して、舞ドリも先輩より踊れて、その積極的な姿を見て私も学ぶことが多くありました。スタッフがたくさんいるわけではないと思うけれど、スタッフもそれ以外も含めみんなで助け合って、2年生と一緒に頑張ってね。応援しています。
2年生のみんなへ。みんなは私にとって実質初めてといってもいい後輩でした。たくさん話しかけてくれて、仲良くしてくれて、本当にありがとう。明るさとか積極性とかスキルとか私にないものをたくさん持っているので、人としてすごく尊敬しています。これからは執行代として大変なことも沢山あるだろうけど、協力しあってみんならしい18代目を作っていってください。新曲踊るのも楽しみです。
スタッフのみんなはサポーターでも車出しでも、足りなければこき使ってね。
最後に同期のみんなへ。なんとなく波長が合って、一緒にいると安心できました。よさ名とはいえ(時には本名でも)呼び捨てする友達なんて初めてで、なんか自分でも不思議でした。そしてスタッフとしてもいち人間としても、いろんな場面ですごく助けられました。情けない部分もたくさん見せたけど、当たり前のように受け止めてくれて本当にありがとう。今後はお互い忙しくなると思うけど、ちょくちょく一緒に踊ったり食べたり飲んだり遊んだりしてくれると嬉しいです。これからもよろしくね。
斬桐舞に入って私は新しい自分に出会えました。
私は今までもこれからもずっと斬桐舞が大好きです。
改めて、皆さん本当にありがとうございました。
そしてこれからも練習やお祭りにはしれっと行くので、まだまだよろしくお願いします!
ここからは、1年生から引退までのきりきりライフを、大きなお祭りをいくつかピックアップして振り返ってみようと思います。まとまりもないし、記憶があいまいなので間違っているところもあるかもしれません。なので適当に読んでください。
私は子供の頃から踊ることが好きでした。そして地元でいばよさを見ていたのもあって、よさこいにも元々興味がありました。推薦入試に受かったタイミングでサークルのリサーチをして、斬桐舞に入ることは入学前から心に決めていました。新歓のときはコミュ障すぎて人と話すことで精一杯でしたが、それでも先輩方が優しく接してくれたおかげで楽しく参加できました。うらじゃを初めて踊ったとき、踊りのなかでこんなに人と接することってあるんだと驚いたのを覚えています。
紫瀑デビューは札幌でした。緊張しまくっていたし、ミスなしで踊りきれた演舞はなかった気がしますが、大きな舞台での初めてのオリジナル曲演舞はとても楽しかったです。初札幌なのに海鮮とかそっちのけで1年ずでサムギョプサルを食べたのは、当時は何とも思わなかったけど結構尖ってたなと思います。脂肉苦手なのを言い出せなくて頑張って食べたら、サンチュのおかげで意外といけました。
かみすのファイナル進出は今でも鮮明に覚えています。驚きと嬉しさで大泣きして、でもあまり考える暇もないままステージに上がって、私だけでなく全員かつてないぐらいの熱量で踊って叫びました。私はみんなが楽しければそれでいいと思っているし今でもそうだけれど、全力で楽しんで踊った結果それが認められることがどれだけ嬉しいのかをここで学びました。
雙峰祭では、ずっと引っ張ってくれて頼りっぱなしだったその時の3年生がもう引退してしまうことが信じられませんでした。後夜祭で先輩の引退演舞を終えた瞬間、寂しさが襲ってきました。
そして16代目スタッフになり、サクラタウンでは口上デビューをしました。昔から原稿があるスピーチや演劇っぽいものは好きだったので入舞した時点でいつかやりたいと思っていて、それが紫瀑の踊り収め演舞で叶いました。最後だから女口上も男口上もやってみたくて、こなさんにわがままを言って1回ずつ交代で挑戦しました。ちょうど風邪をひいて直前の練習に行けず、本番も喉が限界の状態でしたが、やっぱり思った通り楽しくて、これから踊り子だけでなく口上もやっていこうと心に決めました。
新曲作成については私は衣装班として参加して、すごく貢献できたかというとそんなことはないけれど、背中の雪輪マークは私が考えました!あとは本当に先輩方のリーダーシップとデザイン力で完成しました。
最初はちょっと少ないなと感じていた同期も、1年のうちに2人も増えました。
突然ですが、2年の振り返りに入る前に今まで黙っていたことを書こうと思います。実は私は最初スタッフになるつもりはありませんでした。スタッフ決めの時期同期のみんなが誘ってくれたのですが、「うーんどうしようかな」「いやーでも向いてないと思うんだよね」とどっちつかずの曖昧な返事ばかり返していました。私の経験則ではこのままうやむやになって私のスタッフ入りは流れるだろうと思っていたのですが、ある日突然16代目スタッフのLINEグループに入れられていました。びっくりしたけれど、「ごめんなさい私スタッフやりません!」なんて言ってグループを抜ける度胸は私にはなかったので「やっぱり入ることにしました」と口でもブログでも言って辻褄を合わせることを選びました。向いてないことを引き受けてしまった、きっぱり入らないって言っておけばよかった、と後悔しましたが、今はスタッフに入ってよかったと思っているし、優柔不断な過去の自分に感謝しています。
2年生になり、新曲を引っ提げて臨んだ新歓では、たくさんの後輩が入ってくれました。中高は後輩とまともな接点がなかったし、私が先輩!?と驚きと不安と嬉しさが入り混じっていました。そして同い年も2人入ってくれて、7人だった同期は11人まで増えました。
そして2年目にして初のいばよさ。担当と口上と歌垣という欲張りセットで臨みました。よく使っていた文化会館の駐車場で、商店街で、見慣れた景色の中で演者として注目を浴びるのは不思議だったけれど、一つの夢がかなったような達成感がありました。そして前口上で天気の話題を乱用し、お天気お姉さんの称号を得ました。人生2回目のファイナルにも行けました。
札幌も担当として臨み、先輩(3年生だけでなく4年生も)の助けを借りまくりながら下見含め3日間を駆け抜けました。方向音痴の私にとって、道いっぱい電車移動いっぱいの札幌で担当を務めることは超難題で、正直あまり記憶がありませんが、土曜日の夜はちゃんと海鮮を食べました。
2年生は光が丘もかみすも東京よさこいも口上づくしでした。光が丘やかみすで先輩やOBの方に口上を褒めていただけて本当に嬉しかったです。でも音が流れないなどイレギュラーが起きたときに原稿のないトークでつなぐのは全然できなくて、そこは今でも改善したいと思っています。
東京よさこいでは初めてFを作りました。でも何時間考えても全然進まなくて、みすみに泣きついたら30分で完成しました。そこで振り班の仕事の凄さを一部体感しました。
雙峰祭の屋台で作ったたこ焼きは絶品でした。中まであったまらない問題も(あまり)なく、2個100円・5個300円というトリックも意外と反発なくすんなり受け入れられていました。前夜祭は中止になりましたが、前夜祭のぶんも出し切るつもりで本祭演舞に臨みました。16代目執行代の先輩方もあっという間に引退となり、これからは私たちが執行代としてきりきりを引っ張っていかなくてはならないのだと身の引き締まる思いでした。
宇都宮よさこいは、下見で初めて家族以外を乗せて運転しました。初参加で分からないことだらけでしたが、新曲代ではなかったので3月もお祭りでオリジナル曲を踊れるというのが嬉しかったです。
あみよさは地域演舞ですが重大な事件が起きたので書いておきます。なんとCDを忘れるという大ポカをやらかして私の仕事のできなさが浮き彫りになりました。スマホを探しているうちに手に持っていた家の鍵をなくしてしまうとか、教科書を持っていくことに注意が行き過ぎてパソコンを忘れるとか、何かに集中すると他の物を忘れてしまうというのはよくあるのですが、その日もカメラや三脚を持っていくことばかり考えていました。思い出すだけで落ち込みます。取りに帰っている間に、演目を変えるなど他のスタッフや踊り子のみんな、主催の方も対応してくれて何とかなりましたが本当に謝っても謝りきれません。ちょっとしたことでもしおりやメモに書いて逐一確認するよう肝に銘じました。
3年生の新歓でも、たくさん舞員が入ってくれました。私が3年生になることもですが、2年生が先輩になるのもすごく感慨深かったです。でも私より2年生のほうがよっぽど先輩っぽかったです。
いばよさでは歌垣をしました。アルバムを見たら過去一番くらいたくさんのピン写をとってもらっていて嬉しかったです。曲のテーマの相性が良かったのも大きいとは思いますが、2年連続ファイナルに行くことができました。でも担当としての仕事が不十分で、他の担当やスタッフ、サポーターさんなどいろんな方に迷惑をおかけしました。スタミで言われるまで気づいてすらいなくて、視野の狭さと自覚の足らなさを実感しました。
札幌は裏方的な仕事が多かった、というかそういう仕事を振ってもらいました。人をまとめるとか指示するとか苦手なところはみすみがやってくれた分、自分の役割に集中できました。あつこい会場で急遽レクチャーを丸投げ、じゃなくてお任せされたこと、レクチャー時間が短すぎてあんまり締まらなかったこと、それでも会場賞をもらえたことはいい思い出です。土曜はおでんを食べました。お出汁がうますぎました。
かみすはインターンシップで全然練習に参加できず、ステパレ両方口上としての参加でした。しかも男口上で、初めてではなかったにしろ慣れないパートに苦戦しました。でも新鮮で楽しかったし、やっぱり口上面白い!となりました。それと同時に、みんなのパフォーマンスを特等席で見ながら私も踊りたい…という気持ちにもなりました。しょっぱいものを食べたら甘いものが食べたくなるように、私には踊り子として参加することも口上として参加することもどっちも必要なんだなと思いました。
そして3年にしてきらめき守谷に初参加しました。それまで2年連続参加できなかった理由は授業でもバイトでも帰省でもライブでもなく単純に伝助をつけ忘れたからです。今年こそはと思って早めに登録しました。初めてのお祭り、久しぶりの歌垣はテンションが上がりました。
そして、横浜よさこいは私にとってとても大きな意味を持つお祭りになりました。そもそも横よさは、私の確認不足で東京よさこいに申し込む前に定員オーバーしてしまったことが始まりでした。東京よさこいを楽しみにしていた人もいたと思うし、せめてそのぶん横よさをできる限り楽しいものにする責任があると思っていました。そして横よさはいばよさのリベンジの意味もありました。でぃなに頼りっきりで、しかも気づかぬうちに担当以外にも仕事をさせていたいばよさの二の舞にだけはならないと決めていました。結局朝はごたついてしまい100点には程遠かったですが、それ以降は優柔不断さを捨て、都度判断して指示を出して、みんなが変に気を遣わず純粋に祭りを楽しめるようにできたのではないかと思っています。先輩からも後輩からも「頼もしかった」「すごく頑張ってた」と声をかけてもらって、本当に本当に嬉しかったです。遅すぎたかもしれないけれど、引退前ラストの担当にしてようやく執行代らしくなれたような気がします。
雙峰祭はちょっとくらい泣くかなと思っていたのですが全然泣きませんでした。最後の演舞を寂しがるよりも、過去一の出来だったと胸を張って言えるように全力で踊りきることに必死でした。あと私の場合、引退しても全然普通に祭りにも練習にも行こうと思っていたのもあると思います。儚くも感動的なフィナーレ…みたいな感じにはならなかったけれど、これもなんか私たちらしいし、みんなが笑顔で終われたならそれに越したことはないと思います。
以上、大きな祭りを中心に2年半を振り返ってみましたが、書ききれてないことももちろんいっぱいあります。
地域演舞もそうだし、夏旅行、打ち上げ、きりきり祭、現役旅行、同期旅行など演舞と関係ないイベントにも、普段の練習やご飯にも、たくさんの思い出が詰まっています。
そして今後もどんどん思い出を増やしていく予定なので、あと1年ちょっとですがこれからもよろしくお願いします。
改めて、本当にありがとうございました!
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